[活動報告] 第2期・4日目「心の栄養」
秩父でのアカデミーキャンプも4日目。この日もメンバーは5時ごろから起き出しているようでした。朝の集いでは人間知恵の輪というグループみんなで全身を使ったゲームをしたり、TOTOダンスを踊ったりしました。最後には恒例のガンガンを歌っての朝の集いを終えました。朝から脳ミソ含め全身をフル稼働させて、日中のプログラムへのウォーミングアップはバッチリです。
朝食をとり、バス移動です。今日は三宅藤九郎さん、和泉元彌さんらによる狂言体験です。場所は飯能市市民会館。バスの中では、生活班とか関係なしの席に座ってもらいました。今まで話す機会の無かったメンバーたちにもたくさん会話が生まれていたようです。歌ったり、ゲームをしてるうちに、山から降りてしまいました。
飯能市民会館に到着。早速和室に入り狂言体験スタート!タイトルは「伝統芸能・狂言に親しもう」でしたが、裏のタイトルがあったようで、「狂言で楽しく生きる力を学ぼう」ということでした。狂言とは何かということに始まり、歴史や立居、小謡まで指導していただきました。基本的に小謡は正座のままなので、足が痺れてしまうメンバーもいました。
昼食をとって、午後はそのまま実技です。狂言の先生には和泉淳子さんが加わりました。立派に設営された舞台でメンバーたちの3つとリーダーが1つの、計4グループがグループごとに小謡を発表することになりました。各グループに一人づつ先生がつき指導を頂きました。
そしてついに小謡・うさぎの発表の時間となりました!しんと静まったホールに響くメンバーたちの声は緊張しているようでしたが、とても力強く、凛々しかったです。リーダーたちも頑張りました。発表を終えたメンバーの顔には達成感が溢れ、みんな笑顔でした。みんなが頑張ったご褒美に、プロの狂言師のみなさんによる狂言も間近で見ることができました。
狂言が600年経ってもカタチを変えずに今に伝わっているように、メンバーは何を未来に残したいと感じたのでしょうか。感じたものは色々だと思いますが、それが全て経験として心の栄養になっていると思います。
帰りのバスに乗る頃には外は土砂降り。あいにくの天気で屋根の下でのBBQとなってしましましたが、狂言とバスの長旅で疲れた体に本格的なBBQの味は格別でした。メンバーは目の前のごちそうを口いっぱい頬張っていました。
BBQが終わるとキャンドルファイヤーです。このプログラムも天気の都合で屋内でキャンドルファイヤーです。キャンドルを囲んでみんなで遊んで、歌って。4日目で近くなったメンバーの心は、より近づいたと思います。絆が深まっていくのとは裏腹に、このキャンプの終わりは刻一刻と迫っています。慣れ親しんだメンバーとのお別れを想像して涙ぐむメンバーもいました。
体育館を出て、シャワーを浴びるとすぐに就寝の時間です。残された時間を惜しみながらも尽きない話を続けるメンバーたち。ついに明日は秩父でのアカデミーキャンプ最終日です。